Author name: Michi

Cover of the book containing Michiyo Miyake’s academic essay in Japanese, 「帝都ロンドンからみたハーレム・ルネサンス
――文化とアクティヴィズムの出会う場所」
Essay

「帝都ロンドンからみたハーレム・ルネサンス―文化とアクティヴィズムの出会う場所」(『ハーレム・ルネサンス〈ニュー・ニグロ〉の文化社会批評』松本 昇 監修, 明石書店, 2021) .

「帝都ロンドンからみたハーレム・ルネサンス―文化とアクティヴィズムの出会う場所」(『ハーレム・ルネサンス〈ニュー・ニグロ〉の文化社会批評』松本 昇 監修, 明石書店, 2021収録) 本論では、戦間期の英国におけるアフリカ系人のネットワークに焦点をあて、俳優・歌手ポール・ロブソンのロンドン時代、ソーホーのジャズクラブ、帝国博覧会、スコッツボロ事件の支援運動などを幅広く紹介する。帝都ロンドンでお互いを見出したアフリカン・ディアスポラたちは、人種差別や帝国主義に反対する国際主義的な運動を形成したが、黒人社会内部の差異や不協和音が表面化することもあった。

Cover of Nigger Heaven (1926), a novel by Harlem Renaissance patron Carl Van Vechten, translated into Japanese by Michiyo
Translation

カール・ヴァン・ヴェクテン 『ニガー・ヘヴン』(未知谷, 2016).

カール・ヴァン・ヴェクテン 『ニガー・ヘヴン』(未知谷, 2016). ハーレム・ルネサンスのパトロンであったことで知られるアメリカの作家/音楽評論家カール・ヴァン・ヴェクテンが、1926年に出版した小説『ニガー・ヘヴン』を翻訳しました。 時代背景、著者と黒人文化の関係、差別語を含むタイトルの衝撃、黒人文学界の反応とスキャンダルなどについて、本書「解説」で書いています。 「たしかにヴァン・ヴェクテンの関心は、人種問題解決の手段として文学の可能性を信じた黒人知識人とは異なる対象に向いていたが、黒人性を一元的な資質に帰して理解する態度とは一線を画し、むしろハーレム内部の多様性に鋭い観察眼を発揮した。 例えば、空き地でクリケットをする西インド諸島出身の男たちをみつめるメアリーの眼差しを描いたくだり、スノッブなオルブライト家の母娘がアフリカ彫刻や黒人霊歌の魅力を素直には認めようとしないこと、リズム、豊かな色彩感覚、情熱的性質といった「黒人的」個性を誇らしく思うメアリー本人が恋愛に奥手で、キャバレーやダンスもあまり好きになれず、どうして他の人と同じように本能や衝動に忠実でいられないのだろうと自問する場面などは興味深い。 また、人種の境界で生きる者たち——経済的優位や社会的承認を得るために白人として生きる者、白人とだけ交際する「ピンク・チェイサー」、黒人びいきの白人「ジグ・チェイサー」にも光が当てられている。さらに、ハーレムのナイト・ライフにおけるクィアな客の存在、彼たち・彼女たちの集まるキャバレーの名称、黒人たちのなかに根強くある同性愛嫌悪などが書き込まれていることも見逃せない。 『ニガー・ヘヴン』は白人と黒人のモダニティを架橋するだけでなく、ハーレムにおける黒人文化とクィア文化の交差する地点、人種・セクシュアリティの多様性をも浮き彫りにしている。」(「解説」より) 書評: 東琢磨さん|旦 敬介さん

Cover of the book containing Michiyo Miyake’s Japanese academic essay,「『扇情主義の罠』に抗して——ハーレム·ルネサンスの作家から センベーヌ・ウスマンに引き継がれたパッシングの主題」
Essay

「『扇情主義の罠』に抗して  ハーレム・ルネサンスの作家からセンベーヌ・ウスマンに引き継がれたパッシングの主題」(『ブラック・モダニズム: 間大陸的黒人文化表象におけるモダニティの生成と歴史化をめぐって』吉澤英樹 編, 未知谷, 2015).

「『扇情主義の罠』に抗して  ハーレム・ルネサンスの作家からセンベーヌ・ウスマンに引き継がれたパッシングの主題」(『ブラック・モダニズム: 間大陸的黒人文化表象におけるモダニティの生成と歴史化をめぐって』吉澤英樹 編, 未知谷, 2015) セネガルの映画監督センベーヌ・ウスマンは、第二次世界大戦の終結間際にダカール近郊で発生したフランス軍による植民地兵虐殺事件を扱った『キャンプ・チャーロイ』(1988)において、セネガル狙撃兵とアメリカ軍所属の黒人兵士のアイデンティティが混同される様子をユーモアたっぷりに描いた。本論では、センベーヌが1920年代の合衆国の黒人文学からパッシングの主題を借り受けて、どのように換骨奪胎したかに注目する。

Cover of the exhibition publication for Cerith Wyn Evans’s 2015 Tokyo exhibition, including Andrew Maerkle’s text translated by Uguisu
Translation

Cerith Wyn Evans (Taka Ishii Gallery, 2015).

Cerith Wyn Evans (Taka Ishii Gallery, 2015) 2015年に東京で開催されたケリス・ウィン・エヴァンスの展覧会にあわせて制作された冊子にて、アンドリュー・マークルさんによるテキストの翻訳を担当しました。 Translation of a text by Andrew Maerkle for a publication accompanying Cerith

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